シーとENDLESS RAIN
むかしどこかで聴いた想い出の曲
日常の中で忘れていた想い出の曲
先日ふと、むかしよく聴いていた天使のような歌声の少年合唱団のことを想い出して、調べてみたら、それが、Libera(リベラ)のFar away(彼方の光)だったことがわかりました。
本当に久しぶりに聴いたその歌声は、やはり天使の歌声そのものでした。
そしてその曲を聴いているうちに、ある女性のことを想い出し、彼女との想い出を綴ってみたいと思いました。
その美沙との想い出は、「シーと彼方の光」「シーとForever love」「シーとhide」の中で綴ってみました。
とくに美沙が、私の誕生日に、CDをプレゼントしてくれた、Libera(リベラ)のFar away(彼方の光)は、彼女との想い出を、次から次へと想い出させてくれました。
シーと一緒に聴いているうちに、あんなこともあったこんなこともあったと、懐かしさと切なさとともに、次第に鮮明に蘇って来ました。
むかしどこかで聴いた想い出の曲
日常の中で忘れていた想い出の曲
美沙との想い出が蘇っていた頃、iPhoneでYouTubeのアプリをタップすると、ちょうどX JAPANのことが配信されていました。
そして流れて来た曲が、やはりむかしどこかで聴いたことがある曲だったのです。
あー
これもどこかで聴いた曲だ
X JAPANの曲?
「ENDLESS RAIN」という曲でした。
1989年リリース、つまり昭和天皇が崩御された平成元年にリリースされていました。
そんなにむかしの曲
でも待て
もしかしたら?
昭和天皇が崩御された頃…
私が大学を卒業し、社会人になって数年が経過した頃。
まだ仕事に精一杯で、何も考える余裕がなかった頃。
そして、何とか大人として生きていた頃…
当時のX JAPANには、ハードロックという印象が強く、あの派手な格好は好きになれませんでした。
当然、X JAPANの曲を自分から聴いたこともありませんでしたし、彼らがどのような曲を歌っていたのかも知りませんでした。
しかし数年後、あるきっかけで「Forever love」を初めて聴いた時、こんな素敵な曲を歌っていたのかと、びっくりしました。
そしてhideが突然亡くなり、日本中に衝撃が走ると、彼らの印象はさらに強くなりました。
でも、そのきっかけは不純なものでした。
当時、職場で同僚だったストレートの髪が長い女の子が、X JAPANのファンだったからです。
私は彼女が、X JAPANのファンだと知ると下心から、さっそくCDを購入して聴いてみました。
そして、不純な動機ながら「Forever love」と出会うことができたのです。
なんて切ない曲
第1印象でした。
それから私は、何とかあのとても高いキーの曲を、歌えるように練習しました。
ストレートの髪の長い子の前で、歌いたいという思いで…
しかし、おそらく彼女の前では、歌えませんでした。
たしか彼女が、間もなく会社を辞めてしまったからです。
それでも、私の中では「Forever love」は、とても大切な曲になりました。
数年後、美沙と出会い、カラオケに初めて行った時、私は「Forever love」を歌いました。
でもその時は、下心というよりも単純に、美沙に素敵な曲を聴いて欲しかっただけでした。
美沙から誕生日に、サプライズとして、Libera(リベラ)のFar away(彼方の光)のCDを、プレゼントしてもらいました。
そして私は、美沙の誕生日に、X JAPANのCDを贈りました。
美沙は、いつもポータブルCDプレーヤーを携帯していたので、いつもの居酒屋の個室で、さっそく聴いてくれました。
三越で買った、ロウソクのないショートケーキを食べながら…
いい曲ある?
「Forever love」以外で
あはは
これがいいかも
たしかその曲が、「ENDLESS RAIN」でした。
もちろん「Forever love」はとても素敵な曲です。
でもその時聴いた「ENDLESS RAIN」も、負けないぐらい印象的な曲でした。
ENDLESS RAINって訳すとなんて言うかわかる?
エンドレスだから
終わらない雨
そうなの
あはは
でも少しかなしい曲だね
雨が終わらないならずっと濡れたまま?
それとも家の中で、ずっと止むのを待ってる?
私は濡れるの嫌だから
家の中で待ってる方がいい
あはは
※ENDLESS RAINは訳すと、終わらない雨
YOSIKIが、10歳の時に自殺した父親に対する心情を、謳った曲だと言われています。
ユッキー
エンドレスなら
しりとりやらない?
言葉じゃなくて
絵を描くしりとり
どこまで続くか?
あはは
しりとり?
いいなら
このコースターでやりましょう
私絵は得意だから
美沙は、自分の烏龍茶のグラスの下に敷いてあった白いコースターを外しました。
じゃ私から
あはは
美沙は、白いコースターの上に、まずリンゴを描きました。
次は
ユッキー
うん
私はリンゴの次に、ゴリラを描きました。
なんだこりゃ
あはは
リンゴ→ゴリラ→ラッパ→パンツ→月→
キツツキ→木→着物→ノコギリ→リス→
スイカ→カブトムシ→柿
カブトムシの次が柿?
どうやら美沙は、私が描いたカブトムシを、蚊だと思って、柿を描いたようです。
これはカブトムシだよ
カブトムシには見えない
蚊だと思った
ずるい
ずるくなんかないよ
ほら
前に大きな角があるし、どう見てもカブトムシだよ
どうやら私は、納得しない美沙のために、コースターの下の方に、また少し大きなカブトムシを描いてみせたようです。
俺の勝ち
下手っぴ
あはは
youtubeで、数年振りに「ENDLESS RAIN」を聴いた時、どこかで聴いた曲だと思いました。
そしてそれが、美沙の誕生日に、2人で聴いた曲だったことを、ようやく想い出しました。
終わらない雨
消えない心の痛み
そしてエンドレスのしりとり?
私は今でも、さよならを言わずに姿を消した美沙のことが、よくわかっていないのかもしれません。
でも不思議とそんな予感は、出会った頃からありました。
だから、かなしくはありませんでした。
追いかけることもありませんでした。
ENDLESS RAIN
終わらない雨
消えない心の痛み
今晩は先ほどまで、「ENDLESS RAIN」を聴いていました。
シーもベットの上に伏せて、じっと聴いてくれました。
もうすやすや寝息をたてています。
時々、ずっと私のことを見つめていることがあります。
なぜそんなに見つめるの?
時々、顔や腕を長い時間ペロペロ舐めてくれることがあります。
なぜそんなに舐めるの?
そんな時は、シーの頭をそっと撫でてあげます。
まだ美沙との想い出は、たくさんあります。
でもこれで最後になるかもしれません。
美沙が、しあわせに生きていることを願うとともに、この拙いブログを読んで、Libera(リベラ)のFar away(彼方の光)、「Forever love」、「HURRY GO ROUND」、そしてもう1つ「ENDLESS RAIN」を、想い出してくれたらと思っています。
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