暁の7人
愛犬のシーが最近あまりカリカリご飯を食べてくれなくなりました。少し前までは、お皿にご飯を置いた瞬間にがっついて食べてくれてたんですけど、最近はお皿を置いてもなかなか食べてくれません。少し前にいつも与えていたPROのご飯が切れてしまって、急遽セブンイレブンのカリカリご飯を買ってきて食べさせたのがいけなかったのかもしれません。ご飯を変えることは体質に変化をもたらしてしまうおそれがあるのでしょうか。今は缶詰を与えたり、もちろんPROのご飯を与えています。もちろんお菓子はよくおねだりして来ます。
それでは、そんなシーと一緒に映画を紹介して行きましょう。
私がまだ大学生の頃、テレビの映画番組で放送され初めて観た映画です。その頃は、週に3、4本映画放送番組があって、淀川長治さんや水野晴郎さんなんかが解説をされてました。暁の7人は、その映画解説者が、この映画は、まだあまり知られていない映画ですけれども本当にいい映画だから、ぜひ最後までご覧くださいと言われたのがとても印象的でした。とても期待をもってテレビの映画放送を食いつくように観たはずです。
この映画は、第二次世界大戦中のプラハでのナチスドイツのNo.3のラインハルト・ハイドリヒ暗殺の実話を基にしたものです。イギリス軍はハイドリヒ暗殺のために7人のメンバーを選びます。いわゆる暁の7人です。そして彼らはハイドリヒ暗殺のためプラハに向かうのでした。
ハイドリヒが列車で移動するとの情報を得たメンバーたちは、列車の客室のハイドリヒを外から銃で狙います。しかし銃を発射する寸前、対抗列車が横切りハイドリヒの姿は見えなくなってしまいます。
そしてなかなか暗殺計画が上手く行かなくメンバーたちが焦りを募らせていた頃、ハイドリヒが毎日車で決まった時間に外出するという情報を得ます。メンバーたちは、プラハの街で待ち伏せし、ついにハイドリヒを暗殺します。
怒り狂ったヒトラーは、リディツェ村の住民を虐殺し地図から一つのが村が消滅してしまいます。
そしてメンバーの中の1人が身の危険を感じ、ナチスに密告してしまうのです。
暗殺メンバーが隠れていたプラハの教会は、ナチス軍によって包囲されてしまいました。激しい銃撃戦の後、最後に残ったメンバーの2人は教会の地下室へと逃げ込みます。しかしナチスのホースよる水攻めにより、地下室は徐々に水で満たされて行きます。メンバーの2人の青年は顔下まで迫った水の中、向かい合いお互いの頭にピストルを構えます。
銃声と共に水攻めのホースは戻され、教会の外で見守っていた市民や、メンバーの恋人は黙って立ち去って行きます。プラハの街が静かな悲しさに包まれていました。
この映画を見終わった時、解説者が本当にいい映画ですからと言ったことがよくわかりました。もうずいぶん昔の映画になってしまいましたが、私の中では今でも最後の銃声が心に残っています。本当にいい映画です。
2016年に、暁の7人と同じく、ハイドリヒの暗殺を描いたハイドリヒを撃てという映画が上映されました。私はまだ観ておりませんが、ぜひ早く観てみたい映画です。
今日は寒いので、シーがファンヒーターの側で寝ています。
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