犬の十戒(犬と私の10の約束)と虹の橋


はじめに神は人間を作り給うた
そして人間がかくも弱いのを見て
神は人間に犬を与え給うた


犬の十戒
「犬の十戒」は、作者不詳のまま広く世界に伝わっている英文の短編詩で、日本では「犬の十戒」として知られていますが、実際には原典があり、ノルウェーのMrit Teigenというブリーダーが犬の買い手に渡している「犬からご主人への11のお願い」が元になっているようです。ペットとして飼われることとなった犬と人間との望ましい関係を、犬が人間に語りかけるという形式で綴られています。


最後のお願い10
最期のお別れの時には、どうか私のそばにいてください
「つらくて見ていられない」とか「立ち会いたくない」とか
そんなこと、言わないでほしい
あなたがそばにいてくれるなら
私は、どんなことも安らかに受け入れます
そして、どうぞ忘れないで
私がいつまでも
あなたを愛していることを

訳(犬の十戒ソマリ+ism)


私がこの「犬の十戒」を知ったのはつい最近のことです。

私は最後までシーのそばにいます
かたく誓っています

シーには私しかいないのだから


私は今まで、シーのことを1度も叱ったり怒ったりしたことがありません。
絨毯の上におしっこをしても、テーブルの上の物を食べてしまっても、いやな気持ちになったことがありません。
シーがいてくれるだけでいいからです。

シーはふだん吠えることはありません。
しかし、誰か知らない人が来た時だけ、必ず吠えます。
ですから2階にいても台所にいても、シーが吠えだすと誰かが来たことがわかります。

最初、それは私に誰かが訪ねて来たことを知らせるために吠えているのだと思っていました。

しかし、ある人からそれは違うよ、と教えられました。
おそらくシーは、訪ねて来た見知らぬ人から、私を守ろうとして吠えていたのです。
小さな身体で、どんな人かもわからないのに、私を守ろうとしていたのです。

それは犬の生まれもった習性なのかもしれません。しかし、それからシーの吠えている姿を見ると、抱きしめてあげたくなります。
シーありがとう





実は、先に書いた「犬の十戒」をモチーフにした映画があります。
「犬と私の10の約束」という映画です。
函館を舞台に、1匹のゴールデン・レトリバーと少女あかりの10年間の絆を綴った物語です。

ある日、庭に1匹の子犬が迷い込んで来ます。右前足だけ靴下を履いたように白いことからソックスと名付けられます。
そして病気のため死期が迫ったお母さんから、犬を飼う時は、犬と「10の約束」をしなければならないと教えられます…

時が経ち、旭山動物園で獣医師として働いていたあかりにソックスの危篤が伝えられます。
すぐに駆けつけた彼女は、ソックスを抱きしめながら泣いてしまいます。
私まだソックスに話したいことがたくさんあるの

お父さんが「ソックスとの10の約束」を覚えているかと、お母さんが作ってくれたノートを手渡しましす。
あかりは、もう立つことができなくて横たわるソックスの前で「ソックスとの10の約束」を読み始めます…





よくTwitterで愛犬家が自己紹介欄で、亡くなった愛犬のことを「虹の橋」に旅立ちましたと紹介されています。
私は、単純に天国への旅立ちのことを言葉を変えて「虹の橋」と使っているのだと思っていました。
しかしこれにはもっと深い意味がありました。


生涯を終え、愛する人と別れた動物たちは
天国のすぐそばにある「虹の橋」と呼ばれる場所にやってくると
遠い昔から伝えられています


虹の橋
天国の、ほんの少しずつ手前には
「虹の橋」と呼ばれる楽園があるのです
この世でパパやママにとても愛された子達は、お別れを迎えると
虹の橋へと向かいます

虹の橋の、緑の草原と丘の上
子供達は思いきり駆け回り、友達と一緒に遊びころげています
美味しいご飯も、新鮮なお水も、温かい日差しもいっぱい
みんな、とっても気持ちよくて、ご機嫌

病気をしていた子も、歳をとった子も
虹の橋では、元気いっぱいの姿に戻って
傷ついて動かなくなった手足さえ、元通り
パパやママの心にある、あの一番輝いていた我が子が
そこには居るのです

子供達はみんな、満ち足りた気持ちで
幸せに暮らしているのだけれど
ただ、一つだけ....

そう、一つだけ....

離ればなれになってしまったパパやママのこと
それだけが気がかり....

それは、いつものようにみんなで遊んでいた日のことでした
ふいに、ある子が立ち止まり、遠くを見つめます
その瞳は、キラキラと輝き、その体は、嬉しさに震えています
突然、その子は仲間達を後にして、緑の草原を駆け出しました。
早く、早く、急げ、急げ

あなたの姿を見つけたのです

虹の橋で再会した、あなたと愛する我が子
その胸に固く抱きしめれば
もう二度と、離ればなれになることはありません

懐かしいキスが、あなたの顔に降り注ぎ
あなたは、あの頃と同じように、優しく頭をなでながら
我が子の瞳を見つめ返すのです
あなたを信じ切って見つめてくる、まっすぐな瞳
お別れしたあの日から、ずっとずっと片時も忘れることの無かった
愛しいその瞳を

そして、あなたは愛する子と手をつないで
天国への門をくぐるのです...

訳(犬の十戒ソマリ+ism)


「虹の橋」も「犬の十戒」と同様に作者不明の短編詩です。
1980年から1992年の間にどこかで作られ、人々の口から口、様々な媒体を通して広まって行き、インターネットが普及してからは、様々な言語に訳されて世界中で愛されるようになりました。
どの宗教にも属さない世界観だからこそ世界中の人々の心に訴えかけているのかもしれません。


私があとどのくらい生きていられるかはもちろんわかりません。
私には、アメリカン・ショートヘアのミーが「虹の橋」にいます。
シーは今3歳ですけれど、私とどっちが先に旅立つかはわかりません。
でももしシーの方が早ければ、シーもミーと一緒に「虹の橋」で待っているはずです。

私が天国の門をくぐる時、ミーとシーと手をつないで行けるのです。


シーは最近カリカリご飯も缶詰の野菜入りビーフも食べてくれません。ささみスティックとお菓子しか食べません。
なんとかきちんとご飯を食べてくれるように悪戦苦闘中です。
さあシー散歩に行こうね。

シーズーと一緒に映画

愛犬シーズーのシーと毎日iPhoneで映画を観てます 私が観て来たたくさんの映画を紹介いたします

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