シーと軽井沢
今年もゴールデンウィークに、軽井沢に行って来ました。もう10年以上続けて行っています。
シーと行くのも4回目になりました。
軽井沢では兄家族と合流して2泊3日、軽井沢プリンスホテル東館の犬同伴用コテージに泊まりました。
今年は天候に恵まれて、暖かい日が続きました。シーはとても喜んでいて、たくさん歩いてほんとうに楽しそうでした。
シーにとっても、とても素敵な時間だったと思います。
とても素敵な想い出が、たくさんできました。
それではそんな軽井沢での楽しい想い出を、綴って行こうと思います。
4月28日(土)
自宅から軽井沢まで
軽井沢プリンスホテル東館犬同伴用コテージへ
自宅から岩沼駅までタクシー
岩沼駅から仙台駅まで、東北本線普通電車
仙台駅から大宮駅まで、東北新幹線やまびこ普通車(指定席)
大宮駅から軽井沢駅まで、北陸新幹線あさまグリーン車
今年は午後の16時までに軽井沢に着く約束だったので、東北新幹線は午後の12時44分仙台発の「やまびこ」の普通車(指定席)に乗りました。
去年、初めてシーを車ではなく、新幹線で連れて行った時には、シーを入れるキャリーバックが結構大きいので、JR側から注意を受けるおそれがあると思い、席が広くて乗客も少ないグランクラスにしました。
たしかにグランクラスはグリーン車よりも料金が高いだけあって、旅客機のビジネスクラスに乗っているような雰囲気で、とても快適でした。
しかし今年は、できる限り節約したいと思っていましたので、心配はありましたが、普通車の指定席に乗ることにしました。
仙台発の「やまびこ」は、ゴールデンウィーク初日とは思えないほど空いていて、隣の席に乗客がいなかったので、2席使って大宮まで行くことができました。
やはりシーを入れたキャリーバックは大きくて、普通車の座席では隣の席に少しはみ出てしまいます。隣に乗客がいなくてよかったと思いました。
シーはキャリーバックの中に入ると、ガサガサすることはあっても、決して吠えたり唸ったりすることはありません。いつもおとなしくしてくれて助かります。
私はビールを飲みながら昼ご飯を食べ、iPhoneからTwitterやinstagramにシーとの想い出を綴り始めました。
軽井沢へは、大宮駅で北陸新幹線に乗り換えです。
乗り換えには、8分程しか時間がなかったので、シーを入れたキャリーバックを引きながら隣のホームまで階段を降り、またエスカレーターで登って移動しました。
ちょっとだけ急ぎました。
北陸新幹線は「あさま」です。普通車の指定席が満席だったので、仕方なくグリーン車の指定席を確保していました。
「あさま」は東京発なので、やはり東北新幹線とは需要が違うようです。
首都圏の人たちがゴールデンウィークを利用して、信州のような行楽地を求めるわけですから当然のことですね。
グリーン車に入ると、すでに満席状態。
予約した席まで、シーを入れたキャリーバックを引きながら通路を進みました。
キャリーバックが大きいので、乗客からは何だろう?という目で見られている感じ。
ちょうど車両の真ん中付近まで進んだ時、60代ぐらいの婦人と20代後半ぐらいの娘と思われる女性が、やはりシーを入れたキャリーバックに気づいて、あれ?という顔をしました。
2人がキャリーバックの中に犬が入っていることに気づいたようです。私を見上げて微笑みながら、お互いに何か秘密を見つけたようなきらめく顔をしていました。
シーズーじゃない?と言う会話が聞こえたような気がしました。
今度は通路側の席だったので、キャリーバックを半分通路にはみ出るように置きました。
すると、デェッキの方から突然女性の悲鳴のような声が聞こえて来ました。周りにいた人たちが騒めき始めます。
どうやら新幹線の車両とホームの間に幼い子供が転落してしまったようです。すぐに駅員が駆けつけ、救出活動が始まりました。車内放送でその旨が伝えられます。
およそ10分程で幼子は無事救出されました。再び車内放送があり、遅れて大宮駅を発車しました。
軽井沢へは50分程で着きます。
私はワンカップを飲みながら 、時々キャリーバックの中のシーを覗き込みました。
通路側の老人がシーのことに気づいたようでしたが、大して驚いた様子はありませんでした。
軽井沢が近づいて来たので、早めにデェッキまでキャリーバックを引きました。
先程の婦人と娘がやはりシーの入れたキャリーバックに興味深々の様子でした。
まだ到着まで数分あったと思います。
デェッキで待っていると、先程の婦人と娘がが笑顔でシーを覗き込み話しかけて来ました。
シーズーですか?
やっぱり
かわいいですね
軽井沢駅に到着し、ホームに降りてからも、その婦人と娘と一緒に改札口まで話しをしました。
婦人が肩に掛けていたショルダーバッグを開いて、タオルに包んだものがシーズーの骨なんですと少し涙ぐむ様子で打ち明けてくれました。
どうやら最近飼っていたシーズーを亡くし、軽井沢まで一緒に慰安旅行に来たようです。
17歳だったとのこと。
とても長い生きでしたね
婦人は微笑んでくれました。
何歳なの?オスメスどちら?
まだ3歳のメスです
名前はシーです
まだまだ若いですね
素敵な名前
やはりメスがいいですよね
私は親子にiPhoneの画面を見せて、Amebaブログにシーのことを書いていることを伝えました。
婦人も娘もぜひ見てみますとおっしゃってくれました。
お元気で
軽井沢駅の改札口を出てすぐ、シーをキャリーバックから出してあげました。
これからシーとの軽井沢でのかけがえのないひと時の始まりです。
合流する兄家族は17時頃に着く予定で、先にシーをプリンスホテルのドッグセンターで診てもらうようにと指示を受けていました。
軽井沢駅の2階から、長くてなだらかな階段を降りて、プリンスのショッピングプラザの前を通ってホテルまで向かいました。
途中、アディダスショップの前の小さな広場で、椅子に座ってシーに水をあげました。
オシッコをしないよう朝からほとんど水をあげていなかったので、シーは夢中で飲んでいました。
ごめねシー
まだゴールデンウィーク初日と言うこともあってか、ショッピングプラザはいつもほど混雑してはいませんでした。
シーはほんとに嬉しそうにショッピングプラザを歩いていました。
途中プラザ内のコンビニで軽井沢高原ビールを買って、プリンスホテル東館犬同伴用コテージ入り口の、ドッグセンターに行きました。
毎年世話になっている頭の禿げた青年が、シーのことを診てくれました。トリミングも行ったばかりなので耳の汚れや足の爪もきれい。すぐにOKが出ました。
まだ少し時間があったので、ドッグセンターすぐ裏のドッグランでシーを遊ばせながら軽井沢高原ビールを飲みました。
先客にシュナウザーを連れた家族がいて、シュナウザーはやはりシーにちょっかいを出して来ました。
しばらくしてドッグランの脇の犬同伴用コテージ専用駐車場に兄の車が着いたのがわかりました。
今年のコテージは、ラッキーにもドッグセンター向かいの1番入り口のコテージで、駐車場も目の前だし1番便利な場所でした。
兄はシーを我が子のように可愛がっています。コテージ前で兄を見かけたシーも兄の膝上まで飛びついて嬉しそう。去年のお盆以来の再会です。
例年だと晩ご飯は、プリンスホテル西館のレストランでバイキングを食べるのがお決まりでしたが、ホテル内に犬は入れないので、シーをコテージ施設に設けられたコインロッカーみたいな狭い場所に入れてしまうことになります。
コテージ内に犬だけ残して外出することは禁止されているからです。
ですから、外出する時は、一緒に連れて行くか、ロッカーみたいな場所に預けることになってしまうのです。
晩ご飯の時間だと当然暗くなります。そのような狭い場所にシーを1人残してしまうのは可哀想なことです。
それで今年は私だけ外出せずに、弁当を買って来て、コテージでシーと一緒にお留守番をすることに決めました。
ショッピングプラザ内のコンビニで買ったホイコーロー弁当を食べながら、軽井沢高原ビールを飲みました。
ダイエット中のシーは、量を減らしたドライフードとささみスティック2本の食事です。
日常とは違うコテージでのシーとの食事は、たとえコンビニ弁当でも美味しく感じられました。
シーもなんだかいつもより食欲旺盛です。
物足りないのか私を見上げて、もっともっととおねだりして来ましたが、ダイエットが必須のシーにはこれ以上あげられません。
我慢してねシー
お風呂に入ってシーとまったりしていると兄たちが晩ご飯を終えて帰って来ました。
そういえばコテージのリビングのテーブルには必ずてるてる坊主が置かれています。
宿泊中の間は天気に恵まれますように
そんな気遣いのてるてる坊主です。
今年のコテージは、リビングに2つベットが置いてあり、もう1つの部屋にもベットが2つ置かれていました。
私と兄は、リビングのベットで、兄の妻と大学生の娘はもう1つの部屋で寝ることになりました。
私は少し疲れていたので、もう23時前にはベットに入りました。兄たちはテレビを観ながら24時近くまで起きていたと思います。
ようやく浅い眠りに就いて、兄たちも休みに就いたと思った時、珍しくシーが吠え始めました。
シーもリードを繋がれたままリビングで寝るはずだったのですが、寝るどころか何かを訴えかけるように吠え出したのです。
兄たちは、シーが吠えていてもそのまま眠りに就いてしまったようで、私だけ起きてシーのそばの椅子に腰掛けました。
シーは吠えるのをやめてくれましたが、さかんにしっぽを振って寝ようとしてくれませんでした。
シーが吠えることは滅多にありません。
吠えたとしても何か理由があるはずです。
もしかしたらいつもは私と2人だけで暮らしているのに、今晩は4人も人がいて嬉しかったのかもしれません。
そしてそんなみんなの姿が見えなくなったので吠えてしまったのでしょうか?
私はしばらくシーのそばにいました。
軽井沢の日本酒を湯呑み茶碗で飲みながら、iPhoneでYouTubeを観たり、Twitterやinstagramを観たりしながら1時間半ほどそばにいました。
シーがやっと横になって寝る様子が見られたので、私もベットに戻りました。
もう午前2時近くになっていました。
シー大丈夫いつもそばにいるから
おやすみなさい
4月29日(日)
何時間寝れたかはわかりません。
朝になりました。
まだ6時ぐらいでした。
シーはもう起きていて、しっぽを振ってこちらを見ていました。
私はベットから起きて、軽井沢高原の冷ややかな風を感じてみようと思いました。
さっそくシーと外に出ました。
冷ややかと言うよりは、暖かくて爽やかな感じでした。風はほとんどありません。
まずはプリンスホテルのコテージ内を散策してみました。
樹々の中にコテージが散在しています。
運が良ければ野生なリスも姿を現してくれます。
シーはほんとに楽しそうに歩いていました。
こんな自然の中を歩くことは滅多にないことです。
途中、他の家族のミニチュアダックスフントと遭遇して、さかんにしっぽを振って挨拶を交わしていました。
それからコテージエリアから、すぐ近くのプリンスホテル東館玄関の方まで足を延ばしてみました。
まだ朝早かったので、玄関前のコーナーには誰もいませんでした。
玄関脇には小さな花壇とベンチが3つ置かれていて、真ん中のベンチに座って、しばらくシーと休みました。
玄関前の樹や花壇が綺麗でした。
晴れてはいましたが、浅間山の姿は見えませんでした。
コーヒーでも飲んでのんびりしたい気分でしたが、財布を忘れてしまったので買えませんでした。
コテージに戻ると、兄たちも起きていて朝の身じたくを始めていました。
私はすることもないので、シーとリビングで前日買っておいた缶コーヒーを飲みながら朝食の時間まで待っていました。
朝食は、プリンスホテル東館のレストランのテラスで犬と一緒に取ることができます。
テラスには5つほどパラソル付きのテーブルがありましたが、前日ドッグランで会ったシュナウザーの家族1組しかいませんでした。
1番奥のテーブルにしました。
やはり朝食はバイキングです。
クロワッサン、ソーセージ、ベーコン、タマゴ、肉じゃが、鳥の唐揚げ、煮物、炊き込みご飯にカレー、味噌汁など。
食後にコーヒー。
シーには水を飲ませてから、ドライフードとささみスティック2本をあげました。
シーはすぐに食べてしまいました。
こんなパラソルの下で愛犬と食事ができるなんて格別です。
日頃の喧騒を忘れて、心ゆくまで穏やかな気持ちになれます。
今日の午前中の予定は、10時から2時間、兄たちとプリンスホテル西館前のコートで硬式テニスです。
シーは連れて行けないので、ドッグセンターで時間まで預かってもらいました。頭の禿げた青年が笑顔で引き受けてくれました。
東館から西館までは歩いて行きます。
ずっと樹々の中にコテージが並んでいます。
途中、別荘のような立派な洋風の建物が並んでいるエリアがありました。
ここはおそらく本当にVIPな人たちのためのエリアなのでしょう。
プリンスホテル西館前には、8面ほどのテニスコートがあります。
シーと来るようになる前は、必ず西館に泊まっていました。
軽井沢のプリンスホテルを利用している大きな理由の1つが、大好きなテニスができることだったのです。
兄は社会人になってからすぐに、兄の妻も兄の影響で始め、大学生になった娘も、東京の私立の中学、高校を通して体育会系の部活動でテニスをやっていました。
いわゆるテニス家族なんです。
私もテニスは社会人になってから本格的に始めましたが、仙台市内のオレンジテニスクラブのスクールに通いながら徐々に上達して行くことができました。
10年以上、仕事が休みの土日は必ずオレンジテニスクラブのスクールに通い、土曜日は3レッスン、日曜日は1レッスン受講して、テニスクラブのオーナーにもすっかり気に入られてしまいました。
コーチたちもとても親しくしてもらって、所属のコーチや学生アルバイトのコーチたちとシングルスの試合にも出場し始めました。
国体予選や選手権予選のシングルスにも出場しましたが、なかなか勝てなくて、とても悔しい思いもしました。
でもこれだけ一途にテニスに打ち込めたことはとても素晴らしい経験だったと思います。
今回テニスをプレーするのは、去年以来およそ1年振りでした。
兄たちは東京のテニスクラブに通っているので、毎週プレーしているようですが…
人口芝のコートをオムニコートと言います。プリンスホテルのコートもオムニコートです。手入れが簡単で足に優しいコートなので、日本では現在ほとんどのコートがオムニになっています。
久しぶりにラケットを握り、ボールを打つのは気持ちのいいものでした。
兄とラリーを続けながら、まったく感覚が衰えていない感じがあって、嬉しくなりました。
やっぱりテニスはいい
テニスを楽しんだ後は、すぐにシーを迎えに行って、コテージ内のテラスでビールを飲みました。
やはりテニスの後のビールは格別です。
ダイエット中のシーは、私たちの摘むお菓子が気になって、時々私たちが食べるしぐさに反応していました。
可哀想なので、ささみスティックを1本だけあげました。
午後からは兄の妻と娘が、楽しみにしていたプリンスのショッピングプラザに買い物に出かけたので、コテージで夕方までのんびり過ごしました。
やはりビールや日本酒を飲みながら、なぜかしらiPhoneでYouTubeのゴルフ中継動画を観てしまいました。
フランス文学科卒業の兄は、フランス語の検定試験の勉強をしていました。
シーは私たちと合わせるようにおとなしくしてくれていました。
夕方16時過ぎに、私たちもプリンスのショッピングプラザまで行きました。
混雑しているショッピングプラザの中を兄がシーを歩かせてくれました。
しかしシーは太り過ぎのためか、途中ハアハア息をしながら何度も伏せて休んでしまいます。
リードを引っ張っても動かない時は、抱っこしてしばらく歩かなくてはなりません。
まるで人の赤ちゃんを相手しているようですが、そんな手間のかかることも嬉しいものです。
兄の妻たちと合流して、ショッピングプラザのイベントスペースに設けられたパラソル付きのテーブルでタリーズコーヒーを飲みました。
兄たちは晩ご飯を食べに行ったので、私とシーはそのままコテージに戻りました。
ショッピングプラザの奥まで歩いたので、帰り道が心配でしたが、シーは来る時ほど疲れた様子もみせずに歩いてくれました。
シーは何を思って歩いていたのかな?
人混みの中を歩くことはまずないことですけれど、普段の散歩と同じように周りを気にせず歩いてくれました。
ところがシーは、コテージに戻るなり、やはり疲れていたのか、すぐ横になって寝てしまいました。
昨日も歩いたし、今日もたくさん歩いたからやはり疲れてしまったんですね。
私はお風呂に入り、また軽井沢高原ビールを飲みながら、コンビニで買ったカレーライスを食べました。
せっかく軽井沢まで来たのだから、評判のいいお店で美味しいものを食べなければもったいないという方も多いと思いますが、こうして赤ちゃんのように寝ているシーがそばにいてくれれば、コンビニのカレーライスもレストランのカレーのように美味しく感じられるものです。
しばらくして晩ご飯を終えた兄だけが先に帰って来ました。兄の妻も娘もまだまだショッピングを楽しみたいようです。
ちなみにプリンスのショッピングプラザは、ゴールデンウィーク期間中は夜の21時まで営業しているようです。
この夜は日曜日だったので、20時からNHKの大河ドラマ「西郷どん」を観ました。
兄も毎年欠かさず大河ドラマは観ているようです。
爆睡後のシーは元気いっぱいでした。
前日と同じようにリビングにみんなが集まると、しっぽを全開に振って嬉しそうです。
兄が掛けてあったリードを外すと、シーはコテージの玄関口まで行って、さかんにジャンプをして外に出たがっている様子でした。
たくさん歩いたのにまだ歩きたいの?
しかしもう外は真っ暗です。危ないので散歩には行けません。
シーまた明日だよ
もう眠くないなら、今夜も吠えてしまうのでは?
そんなことも気になりました。
今夜も24時にはベットに入りました。
今のところシーも吠えたりはしていません。
いつの間にか私はすっかり熟睡してしまいました。
しかしシーは夜中の午前2時頃にまた吠え始め、オシッコもフローリングの上にしてしまったようでした。
兄が起きて対応してくれたようです。
4月30日(月)最終日
軽井沢から自宅まで
軽井沢駅から大宮駅まで、北陸新幹線「あさま」普通車(指定席)
大宮駅から仙台駅まで、東北新幹線「はやぶさ」グリーン車
仙台駅から岩沼駅まで、東北本線普通電車
岩沼駅から自宅までタクシー
今朝も早くに目が覚めました。旅行に行くと、早く目が覚めてしまうタイプのようです。
シーもすでに起きていました。
今日もとてもいい天気です。
今朝もシーと散歩に出かけました。
やはり冷んやりと言うよりは、爽やかな朝でした。
昨日と同じく樹々の中のコテージエリアを歩き、プリンスホテル東館玄関先まで行きました。
そしてまた花壇のあるホテル玄関脇のベンチに座り、しばらくシーと時間を過ごしました。
もう今日帰るんだと思うと、少しさみしい気がしましたが、夕方17時の新幹線の時間までシーと楽しもうと思い直しました。
足元で佇んでいるシーの頭を撫でてあげました。
朝食の時間が来て、昨日と同じ東館レストランのテラスに行きましたが、昨日と違ってテラスはすでに満席でした。
しばらくシーをホテル前のローター付近で散歩させ、席が空くのを待ちました。
今日も同じくバイキングです。
メニューはほとんど同じようでしたが、今日はパンだけにしてお米はやめました。
クロワッサン、ソーセージ、ベーコン、タマゴ、肉じゃが、鳥の唐揚げ、さんま焼き、煮物、マカロニサラダ、キャベツの千切り、味噌汁など。
食後にコーヒー。
シーにも昨日と同じくドライフードにささみスティック2本をあげました。
しかしシーは、やはり物足りないような顔をしていました。
今日も午前10時から1時間だけ、西館前のコートでテニスの予定です。
あまり時間がなかったので、食事の後は、またシーをドッグセンターに預けてコートまで急ぎました。
もう10年以上、毎年訪れる見慣れた路です。
VIPエリアの建物が建築された他はほとんど変わったように感じられません。
缶コーヒーを飲みながら、初めて訪れた時からもうずいぶん経ってしまったと思いました。
昨日久しぶりにラケットを握ったため、右手親指にマメができていました。フロントで絆創膏をもらってプレーをしました。
ピークの時に比べれば、脚がだいぶ遅くなってしまいましたが、打つボール自体はそれほど変わっていないように思われました。
スピードのあるサーブも打てました。
途中でコートのベンチに座りスポーツドリンクを飲みながら、兄たち家族の楽しそうなプレーを眺めていました。
家族を持たなかった私にとって今はシーだけが家族です。
テニスが終わった後は、またコテージ内のテラスで軽井沢高原ビールを飲みました。今日もシーはつまみのお菓子に反応していました。
特別にささみスティックを1本あげました。
そういえば、兄の1人娘は小さい頃、軽井沢プリンスホテルのコテージの前で蟻の巣探しをしていました。
蟻の巣を見つけると、持っていたクッキーを砕いて蟻の巣のすぐそばに置いていたのです。
蟻たちが食事に困らないようにという気持ちからでした。
そんな女の子も今は大学生になりましたが、みんながコテージの部屋に入って、テラスに彼女とシーだけになった時、どうやらこっそりシーの頭を撫でながら話しかけていたようです。
どんな話しをしたかはわかりません。
しかし蟻の巣にご飯を届ける優しい子なので、きっとシーにも何か大切な話しをしてあげていたのではないかと思っています。
コテージ滞在は午後の13時まででしたので、それからはプリンスのショッピングプラザで時間まで過ごしました。
ドッグショップが並ぶペットエリアにある「ペットパラダイス」というお店で、シーのおやつを購入しました。
ここの店では、2年前に犬の散歩用ショルダーバッグを購入してて、今回も肩に掛けていました。
レジで女性の店員さんから、ウチのバッグ使っていただいてありがとうございますとお礼を言われました。
また昨日と同じイベントスペースでは、キッチンカーが3台並んでいて、地ビールに軽井沢高原コロッケを食べました。
地ビールは缶で販売されている軽井沢高原ビールとは、まったく違いとてもフルーティな味わいがしました。
また軽井沢高原コロッケは熱々で、トロリとした柔らかコロッケで美味しかったです。
それから兄たちは、芝生の広場近くのurban researchとcoachに買い物に行ったので、私とシーは芝生の広場のベンチに座って待っていました。
芝生の広場には、愛犬を連れた人や家族連れなどがたくさんいて、犬を散歩させたり、親子で駆けっこをしたり、また寝そべって休んでいたりと幸せそうな光景が見られました。
シーもおとなしく高原の爽やかな風に当たって耳の長い毛がなびいていました。
1度だけ珍しくクシャミをしました。
買い物が終っても、まだ17時まではだいぶ時間があったので、軽井沢駅近くのスターバックスでコーヒーを飲んで時間を潰しました。
シーは、コーヒーを飲んでいる間もずっと伏せておとなしくしてくれてました。
近くの若い女性が、シーに小さく手を振っていました。
今日もたくさん歩いたからつかれたのかな?
そういえば、兄がシーを連れてショッピングプラザを歩いている時、ニット生地のハンカチを落としたらしく、外国人観光客の白人の女の子が追いかけてハンカチを渡してくれました。
良い行いができたことが嬉しかったらしく、女の子はパパとママと顔を合わせて微笑んでいました。
ありがとう
ようやく時間が来たので、ショッピングプラザで兄たちと別れました。
兄も娘もシーの顔を撫でて別れを惜しんでいました。
再びシーを長くなだらかな階段を登らせて、軽井沢駅まで来ました。
まだ多少時間があったので、大宮駅から乗り換え予定の東北新幹線「はやぶさ」のグリーン車に空席がないか確認し変更しました。
やはりシーを入れたキャリーバックが大きいので、普通車の座席スペースでは心配があったのです。
北陸新幹線「あさま」の普通車は、やはり満席でした。
3列並ぶ1番窓際の席だったので、シーを入れたキャリーバックを持ち上げて座席の前に置きました。多少隣の席に侵入してしまっていたので、隣の席の若い女性にすみません、いいですかと了解をもらいました。
大宮駅に着いて、まだ時間があったので、軽井沢高原ビールと日本酒を買いました。
なんか新幹線ではお酒ばかり飲んでいました。
大宮駅で乗り換える東北新幹線「はやぶさ」は新函館北斗行きです。大宮駅から仙台駅までほんの1時間ほどで到着しますからとても速いです。
グリーン車はがらがらでした。
隣に乗客がいなかったので、シーを入れたキャリーバックを隣の座席の前に置いて、ゆったりと乗ることができました。
軽井沢高原ビールと日本酒を飲みながら、軽井沢滞在中に更新したTwitterやinstagramを確認しました。
軽井沢で過ごした2泊3日の旅は、とてもかけがえのないものでした。
兄たち家族にとってもシーは、とてもかわいい子どもと同じ存在だということが、あらためてわかりました。
最近あまり食欲が進まず、ドライフードなどなかなか食べてくれなかったシーが、軽井沢では躊躇なく食べてくれました。
いつもの何倍も歩いて、疲れてしまったりもしましたが、みんなに会えて嬉しかったと思います。
シーが楽しんでくれたなら、これ以上の旅はありません。
とても素敵な想い出ができました。
よかったねシー
シーのしあわせが私のしあわせ
最後に、4月28日北陸新幹線「あさま」グリーン車でお会いしたシーズーを愛されているご婦人と娘さんが、この拙いブログを読んで下さり、少しでも慰めになられたらと願っております。
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